御殿場肝友会だより
御殿場肝友会だより 2015年12月7日
御殿場肝友会だより
秋も深まり、今年も残り少なくなり御殿場肝友会「相談勉強会」もあと1回となりました。今年はC型肝炎の新しい治療法が御殿場でも使えるようになり、Aクリニックでは20人の患者さんの治療が成功しています。治った患者さんの経過についてはおいおいと話させてください。さて、今回は会長さんのお話を中心に最近の会の出来事を紹介します。
会長さんは語っています。「御殿場肝友会相談勉強会には2つの大きな目的がある。一つは肝臓病が治るための会。新しい治療法を紹介して治る事を専門の医師や薬剤師に相談ができる。二つ目は患者通しのウソ・隠しのない話し合い。友の会、お互いの心のケア―ができる会。すなわち患者通しの交流会。」今回は先日の会でのお話合いの内容をご紹介します。
Dさんは70歳代の男性です。40年前に肝疾患と言われた後、殆ど積極的な治療は受けてこなかったそうです。2013年秋に倦怠感が強くなり、ズボンがはけなくなりおなかに水が溜まりました。肝硬変で腹水がたまったと言われました。大学病院へ紹介され通院していましたが、毎月1回の遠い通院につかれたので御殿場市内に転院したいと御殿場肝友会相談勉強会に来られました。この日は3人の患者さんが経験をお互いに話し合っていました。Dさん「病院が気を利かせて個室に入院させた。だけどここはシーンとして、天井を見て悲観的なことしか考えない。希望して大部屋に移った。ここには生活感がある。患者通しの話ができることで力を貰うんだ。先日結婚50年を行った。腹水の治療としての無塩の治療が大変でした。塩分制限のスケールを買ってきた。とんかつ、刺身が無塩で食べられる。キャベツとにんじんでご飯を食べた。思い切って0gから始めたのが良かった。漸減法はできない。タンパク質を制限するようにとも言われている。」Aさん「わたくしの病院は7,8,9階が肝臓がん。二人部屋で話をしていると気がまぎれる。個々の先生は治療法について、資料を読んで自分で判断して下さいと言われるから困る。入院するとお互いに話ができる。寝たきりの人がいない。生活感があってよかった。悲観的な見方をしない方が良い。リザーバー患者が3人来て話している。他の治療法の人とは話が通じない。病院では100人ほどが採血する。30分後に判断する。この間にいろいろな話をすることができる。肝臓にはいくつも癌がある。次々に出ている。なりたくてなっているわけではない。なった以上は先生に、任せていて、楽しく話をしていきたい。」Bさん「御殿場肝友会に来て話をすることが力になった。患者通しの触れ合いが良い。私は風邪の症状で検査したら、肝臓がんが発見された。家族にがんの話はできないのでつらい。肝臓病は殆どウイルス性肝炎が多くて、昔は積極的に直すことができなかった。そこで患者が自分で勉強するように肝友会をつくった。定期健康診断はやるけれども早く発見できた方が良い。がんになると生きていることが前と違ってきた。」 皆さんの共通の思いは、人が話すことを聞いていると、自分と関係ない話でも何か受けることがある。このような良い会に会員が来ないのはおかしい。
このような皆様のお話を聞いていると私たちは何とかしてこの会を続けていきたいと思います。御殿場肝友会は2年になりますが、毎回少なくとも一人の患者さんが来られて続いてきました。一人でも多くの患者さんの力になれるようにこれからもやっていきます。ご病気で今の治療に納得されていない方、病気のことについてもう少し細かく話を聞きたい方。どうぞ御殿場肝友会相談勉強会に来てください。連絡先は御殿場肝友会事務局へ。
御殿場肝友会事務局 0550-86-0800(時之栖・荒川クリニック内)