御殿場肝友会だより

御殿場肝友会だより 2016年10月10日

御殿場肝友会だより

御殿場肝友会は、肝臓病に悩む方が、一人で悩みを抱えないように活動しています。何か聞きたいことがあれば、遠慮なくお電話ください。御殿場肝友会は、月に1回相談勉強会を開き(10月は22日土曜日、御殿場市民会館、1時から)、「肝臓病が治るための情報」と「患者通しのウソ隠しのない話し合い。友の会、お互いの心のケア―ができる交流会。」最近、非常に困っている方が、相談勉強会に来られました。ご紹介します。
60歳代のYさんは、三島市に住んでいます。Yさんは、裾野市にある会社に勤めていました。ひどい疲れがあり、市内の病院を訪ねました。入院して肝臓の組織を取って、C型慢性肝炎と診断を受けました。週に3回、500mlの点滴治療を受けるように言われました。会社終わってから、三島市内の開業医で治療していました。8年間やってきたが、進行してきたので、2年前に、清水町にある大きな病院の、消化器科に変わりました。この病院は静岡県が推進している、肝炎対策推進計画で、肝炎の専門医療機関に指定されています。地域肝疾患診療連携拠点病院の一つです。ここでYさんは、肝臓を庇護する薬のみを、大量にもらっていました。検査は年に数回行ったそうです。最近は、C型肝炎で肝機能が弱っているからと、アミノ酸ゼリーを中心に、大量の薬。年金生活で、薬と検査の医療費で大変でした。困ったYさんは、助けを求めて、伊豆肝友会会長さんに相談しました。一度、御殿場肝友会相談勉強会で話してみようと、会長さんと一緒に来られたのです。Yさんが持参した検査記録や、お話から、C型肝硬変の初期であると判断されました。C型慢性肝炎から進んで、肝臓がんになる危険が、高い人がいます。肝硬変に進行している人、男性、高齢者です。Yさんは、まさに危険な人になります。
Yさんのお話を伺った皆さんが、意見を言っています。Sさん「私のほうが、もっと進行していました。腹水があったのです。担当の先生が、治療できないかもしれないと言ったのに、御殿場市内の先生がやってくれました。今は、このように元気になっています。家の中で一番元気です。Yさん、早く治療したほうが良い。」Tさん「お金がかかっていますが、国が治療費を補助してくれます。手続きすれば、毎月1万円で済みます。」会長さんは「治療後にもお金がかかりますが、Yさんの場合は無料になるでしょう」。意見をまとめて、小林先生が「担当の先生に新薬を使うように、頼んでみましょう。使ってくれなければ、三島から無料のバスで、御殿場まで来て、治療をしましょう。」Yさんは、月曜日に主治医に相談しました。しかし、この拠点病院では、治療をしないといわれたために、御殿場に来ることになりました。
肝炎は、はしかと同じような感染症です。病原ウイルスはわかっており、治療薬も開発されました。「肝炎のない日が来るように」私たちは全力を挙げて、取り組まなければなりません。
御殿場肝友会相談勉強会は、毎月一回、市民会館で集まっています。どんなことでも構いません。ぜひご相談ください。お電話お待ちしています。
御殿場肝友会事務局 0550-86-0800(時之栖・荒川クリニック内)

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