御殿場肝友会だより

御殿場肝友会だより 2015年5月14日

御殿場肝友会だより

今回も肝友会御参加者のお話です。AさんはC型慢性肝炎から肝臓がんになりました。直接肝臓の血管にカテーテルを入れ、そこから塞栓物質で動脈の血液を遮断し栄養成分を絶つ治療を数年間受けました。肝臓がんを兵糧攻めにするという方法です。その後最先端の放射線治療を200万以上のお金をかけて受けました。それでも再発してきました。そこで肝臓の血管にカテーテルを入れ、それを胸の皮膚の下にリザーバーと言うものを埋め込みつなぎます。今は1週間に1度がんセンターに通って、4日間連続して薬を注入するという方法を行っています。Aさんは「このようにがんになってしまえば時間もお金もとてもかかるのです。ですからどんなにお金がかかろうとどんなに苦しい思いをしようと、慢性肝炎の間に治療することがとても大切です。」Aさんは思いを肝友会で話しました。さらに市民の皆様にぜひ直接伝えたいと思っています。肝臓は何も言いません、おとなしくじっとしています。ある時黄疸になったりがんが出て気づく沈黙の臓器です。人は自ら望んで肝炎ウィルスがあるかどうかを調べなければわかりません。
C型肝炎の新しい治療法(インターフェロンを使わない2種類の薬)が始まり、7か月が過ぎました。御殿場地区で受けたのは10名に足りません。3月末までに静岡県全体で480名の方の治療が終了しています。多くは大学病院、市立病院で行われているのではないでしょうか。そこまで行くのは大変ですね。
東部病院非常勤の順天堂静岡病院の佐藤俊輔先生は、献血の陽性率0.59%をあてはめて御殿場・小山地区には400人程の60歳以下のC型肝炎患者がいると推定しています。60歳以上を含めると1,000人は超えると思われます。今までインターフェロンの治療を受けた方は0.12%、100人程です。ですからほとんどの方は治療を受けていないことになります。
C型肝炎は年齢と共に次第に進行し、60歳を超えると肝硬変から肝臓がんになる危険は60歳以前より6倍も高いと言われています。1回でも肝炎検査を受けていない60歳以上の人は、すぐに保健所やかかりつけ医で検査を受けてください。あなたの周りにもC型肝炎の保有者がいるかもしれません。お医者さんに相談して、治療を受けるようにしましょう。もし遠くの病院を紹介されたら、御殿場肝友会にご相談してください。すぐ近くに治療のできる施設があります。ご紹介いたしますよ。

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