御殿場肝友会だより

御殿場肝友会だより 2014年3月17日

C型肝炎の新治療が始まりました

今年1月31日に県はC型肝炎肝炎の新治療薬「シメプレビル」を含めた3剤併用治療法を医療費助成の対象に加えました。また今年夏ごろには新しい治療薬も医療費助成の対象になると考えられています。これらによりC型肝炎は根治(根本的に治る)時代に入ります。平成22年から3年間、県に対してC型肝炎の医療費助成金補助申請を御殿場保健所から行った人は、それぞれ20人、12人、9人です。根治の時代となつて申請者が毎年少なくなるのは喜ばしいことです。一方、B型肝炎は治療を続けていくので、それぞれ40人、39人、46人と微増となっています。しかし、御殿場保健所管内にはC型肝炎、またはB型肝炎患者は、それぞれ1000~2000人存在すると考えられています(県の健診事業や献血でそれぞれ1%から2%と推定されている)。すなわち、多くの人たちは治療を受けていないことになります。それはなぜでしょうか。御殿場市、小山町には肝炎治療の拠点病院がなく相談する施設が遠いことではないでしょうか。御殿場肝友会では「肝臓に関する無料相談勉強会」を毎月1回、御殿場市民交流センター「ふじさくら」で開催しています。肝臓病は症状が出ない。自分は健康と思っていたら、半日かけて順天堂静岡病院ヘ行くことは大変です。B型肝炎、C型肝炎ウイルスを持っている人は、御殿場肝友会の「.肝臓に関する無料相談勉強会」に一度相談しに来てください。肝疾患は本人ひとりだけの問題ではなく、ウイルス性ならば家族への感染も考えられる。まずは目分のことを知ることが大事。知ったうえでしつかり同き合って早期に治療すれば治る病気です。
御殿場神庭肝友会事務局

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