御殿場肝友会だより
2022年6月の御殿場肝友会相談勉強会
今回は会長さんはじめ、6名の会員さんと伊豆肝友会から3名が参加され、2名のドクターが相談に乗りました。皆さんが近況をお話しされました。C型肝炎が治癒された方も、B型肝炎治療中の方も肝臓の病気のことより、ほかの症状に悩まれていることが話されました。さらに、今は病気ではないので医者に行っても仕方ないから通院は休む人が出てきました。
ご夫婦がウイルス性肝炎で、毎回会に参加されていた会員のご逝去がご本人から報告されました。B型肝炎に肝硬変に肝臓がんが併発し治療していました。最新治療を受けていましたが残念な結果です。ご報告を受けた時には突然のご逝去と思いましたが、数か月前から疲れが出、食欲がなくなり、眠りが浅くなったようです。肝臓の働きが衰えてきたのでしょう。ご家族が集まり食事をした後の日曜日に血を吐かれて緊急入院。一時は改善しましたが、2週間頑張られたのちに感染症で亡くなられました。思い切って参加された会員さんのご報告を受けた時には涙が止まりませんでした。このようにウイルス性肝炎はゆっくりと進行し、肝硬変、肝臓がんが併発した肝不全となる怖い病気です。御殿場肝友会の活動を通して、早めの発見治療を行っていかなくてはなりません。
ウイルス性肝炎の治療をするためには専門医の診断書が必要です。御殿場の肝臓・消化器専門医を紹介したします。必要時にはご紹介しますので御殿場肝友会にご連絡ください。
時之栖・神山クリニック:荒川正一先生、富士病院:飯島克順先生、佐藤俊介先生(非常勤)、富士小山病院:小嶋清一郎先生。
これからも相談勉強会の様子をご報告いたします。