御殿場肝友会だより

御殿場肝友会だより 2016年1月14日

御殿場肝友会だより

明けましておめでとうございます。今年も患者さんと共に歩む御殿場肝友会「相談勉強会」を楽しく開催したく考えています。よろしくお願いします。年末年始の暖かさは病気の人にとってはとても優しいものでした。インフルエンザの発生は全くありません。1月第1週には河津ザクラが御殿場で開花しました。このまま春になる勢いですね。
今回は年の初めですので患者さんに希望のある話をしたいと思います。C型肝炎、B型肝炎の新しい治療法についてです。
一昨年夏からC型肝炎の新しい治療法が御殿場地区で開始されました。さらに昨年の秋からはたった3か月薬を飲むだけの新治療法が付け加わりました。Aクリニックでは、18人の患者さんが19回の治療を行いました。B病院、C病院でも数人の患者さんが治療されました。さらに市内のクリニックから順天堂静岡病院や沼津市立病院へ紹介されて治療に通った患者さんもいました。Aクリニックでの初期の7人の患者さんはウイルスがなくなり、肝炎が収まっています。これを完全に治ったことで完治したと言います。さらに治療終了した3人の患者さんはウイルスが無くなり経過を見ています。ほぼ治っています。6人の患者さんは現在治療中ですが、2か月過ぎてすべてウイルスが無くなりました。一人の患者さんは6か月後に再発しましたが、次の新薬を使った治療で治癒しました。これらの治療は薬を3か月の間毎日飲むだけです。副作用は殆どありません。うつ病になったり、髪の毛が抜けたりした過去の治療の副作用はありません。どうぞ安心して治療を受けてください。C型肝炎の人には国から治療費助成金が出ます。現在3名の方が申請書を提出して承諾を待っています。C型肝炎とわかっている方は早く御殿場肝友会にご連絡ください。
B型肝炎の治療は5種類の飲み薬を使って行います。患者さんは毎日1~2錠の薬を飲みます。高血圧の患者さんと同じように続けて飲むことで肝炎は抑えられる事になります。Aクリニックでは現在7名の患者さんが3種類の薬を飲んでいます。若い妊娠可能な患者さんにも使える薬が出ました。昨年暮れにあった中国天津化学工場の大爆発で製薬工場が爆発して一時薬が無くなりかけましたが会社の努力で切れずに治療が続きました。B型肝炎の方も肝友会にご相談ください。
会長さんは「肝友会に来て皆さんの話を聞いていると知識は広くなる。」と積極的に参加者を募っています。御殿場肝友会相談勉強会の大きな目的である「肝臓病が治るための会」には、新しい治療法を紹介して病気が治る事を専門の医師や薬剤師が答えます。また「患者通しの交流会」としては患者さん通しが、お互いの心のケア―ができます。会長さんは「このような良い会に会員が来ないのはおかしい。」と皆さんに呼びかけています。
ご病気で今の治療に納得されていない方、病気のことについてもう少し細かく話を聞きたい方。人に話をしたい方、話を聞きたい方、どうぞ御殿場肝友会相談勉強会に来てください。連絡先は御殿場肝友会事務局へ。
御殿場肝友会事務局 0550-86-0800(時之栖・荒川クリニック内)

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